ここはとても不思議な場所で、とても清らかなスペース。
どことなく感じられる洗練された空気が心地よいです。
美しい所作で点てられたお茶と丁寧に作られた懐石料理は最上級のおもてなしで感動します。
他では経験のできないなんともいえない優しい温かさ、細やかな心配りは極上で私も見習って行きたいといつも思います。粗忽な私ですがそんな気持ちを忘れないでいたいです。
今日は听松という曲を最初にしました。
この選曲は初釜ということで「閑坐聴松風」よりこれにしました。
それから「天涯歌女」。中国哲学の教授がいらっしゃっていて途中より一緒に口ずさんでくださいました。こういう曲を原詩で一緒に歌えるって・・感動でした。この曲は中国人の年配の方なら大抵ご存知の有名曲です。
一緒に歌えるということは、どんな曲でもすごいことなんです。だから私は伝統音楽のようなものをとても大切に感じています。力強く生きてゆくための支えになるものとも思えます。これからもそういうものを追求して普及していきたいです。
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